津吉です。前回の続きです。
そして洗い場。業務用の大きな洗濯機や乾燥機、脱水機などが並んでいます。目指したい表情にあわせて、薬品や様々な大きさ・形の石をデニムと一緒に入れて洗います。

乾燥機です。これは年代物のため温度メーターは不調とのことでしたが、そこは勘で補完するものだとおっしゃっていました。担当は還暦を越えていると思われる方でしたが、その言葉には妙な説得力があります。
加工場。ここはデニムに高速で砂を吹きつけ、太ももなどのアタリを出すサンドブラスト加工を行い、その後薬品を刷り込ませたり、顔料をスプレーで吹きつけ、全体のバランスを調整します。今回は先ほどの刷り工房でヒゲ刷りをしてもらっていた生デニムのサンプルを持ち込み、太ももと裾にサンドブラストをかけていただきました。膝下には先にピンを打ち、立体感のある表情を目指します。

チョークなどで目印をつけ、手際よくピンを打ち込んでいきます。

サンドブラストは大量の砂が舞うためにこのような装備で作業を行います。

サンドブラスト後のデニム。この状態ではまだ色のコントラストはわかりにくいですが、この後の薬品や洗い加工によって表情が浮き上がってきます。

ピンを打った膝下部分の表情。最終的な完成品は近日中にご紹介できればと思います。
12月リリース予定のVictimとのWネームデニムは現在ここにあります。

これらのデニムはこのあと洗い、汚し、リメイク加工などを数回経て店頭に並びます。

この加工場の工場長です。愛用のツナギはノンウォッシュの状態から、加工を一切することなく、ここまでの表情に育てたそうです。やはり本物に勝るものはないと実感しましたが、このようなリアルなものに囲まれて生活しているからこそ、目指せる作品があると思います。
気がつけば15時を過ぎ、日も傾き始めていたので、広島県福山市に移動。お取引先のCommaさん、Irieさんにお邪魔させていただきました。

オーナーの大森さんとは年齢が同じで、電話ではついつい長話をしてしまう仲です。先日発売のサムライマガジンで掲載されているデニムは、彼が展開するThoroughly Denimとの共同製作商品です。広島は岡山と同じく縫製産業の盛んな地であり、彼のものづくりに対する厳しい姿勢は、僕にとってもかなりの刺激、そして勉強になると考え、今回のコラボレーションに至りました。福山ではThoroughly Denimを製作している工場を訪問し、担当の方とお話させていただきました。
あっという間に時間は過ぎ、気がつけば東京に戻る新幹線の終電が迫っていたため、やはり駆け足で駅へと急ぎました。
東京に着いたのは23時。徹夜明けで関西入りし、3時間睡眠で中国入りしたにも関わらず、その足で中目黒に移動。秋田県Box-ingの誉田さん、Programの品川さん、Fithronの神本君と合流。







