デニム工場(その1)
津吉です。昨日はデニムの打ち合わせと勉強を兼ねて岡山と広島に行ってきました。岡山でご一緒させていただいたのは塚本さん。Americana、Cleveland、Sacramento、Lifelongなどうちの主なデニム、さらにコレクションからストリートまで、まさに様々なブランドのデニムを製作されている方です。日ごろから生地紹介や加工情報などいろいろとお世話になっており、ファンダメンタルの商品製作には欠かせない方です。
さて朝大阪のラブ風ホテルを出発し、岡山についたのは11時。夕方には広島で次の打ち合わせがあったため、駆け足での工場巡りとなりました。
ほとんど全ての洋服に言えることですが、洋服がひとつの工場で完成することはまずありません。工程の数だけ工場があるといってもいいかもしれません。デニムの場合は基本的に
「生地の裁断」 > 「縫製」 > 「副資材(ボタンやボタンホール、リベットなど)付け」 > 「アイロンプレス」
という流れになります。リメイク加工の場合はこの合間に破き、擦り、染め、刺繍、洗いや、焼き、形状記憶加工など様々な工程が追加され、そして繰り返されます。
まずは次の企画のため生地問屋にお邪魔しました。

ほとんど全ての生地がデニムです。それぞれ「ノンウォッシュ・ワンウォッシュ・薬品洗い」のサンプルが1セットになっているのですが、どのような加工を施すかによって最終的な表情は全く異なってきます。それがどのようなものになるのかは、長年の経験や勘が必要となります。そこで塚本さんと問屋の担当者さんに目指す風合いや色・用途など伝え、生地を絞り込んでいただき、その後加工方法など踏まえて、生地を選定していきます。
次に向かったのは縫製工場です。生地は裁断後、こちらに持ち込まれ縫い合わされます。ちょうどファンダメンタルの商品が流れていました。

左は縫製済みのSUNNYBANK PANTS、右は縫製前のTOOWONG DENIM。

この道数十年の先輩方が分業し、パーツごとに縫製していきます。一人が1日で製作できるのはパンツで約8本程度とのことでした。
その後、刷り工房へ。この工房の腕の良し悪しやセンスはデニムの表情を決めるのに特に重要な要素となります。

これは大股や膝、膝裏などのヒゲ加工に使う刷り版です。イメージに合わせて様々な版を職人さん自らが製作しています。それをデニムに履かせ、生地の表(または裏)から薬品を染み込ませた後、洗浄することでヒゲが表現されます。

デザインによっては、このような染料や顔料を用いて汚れを表現していきます。
長くなってしまいましたので、続きは次のブログに書かせていただきたいと思います。
















