『誰の許可でそんなとこすわってんだ!!!』
『早くどこか行っちゃいな!!!』
『恥ずかしくないのか!!!』
ばばあが吠えている。吠えられてる対象は彼氏とでも待ち合わせでしょうか?仕事の休憩でしょうか?i-pod聞きながらベンチに座ってる女の子。
うわーさっきまで俺もそこに座ってたんだよね。ばばあの目線が痛いから俺はよそに行ったのだが。
狂ってる。公共のベンチに座るのにこのばばあの許可が必要らしい。
いったいなぜ許可が必要なのか、ただ座ってるだけで何が恥なのかさっぱりわからん。
俺もめんどくさいからもちろん知らんふり。わからんままです、はい。
いじわるばーさんって昔ありませんでしたっけ、それ思い出しました。いじわるばーさんには意地悪の裏に、愛がありましたが、このばばあからはヘイトしか感じない。いったいどーしたらこんなに怒れるのだろうか、立ち去る俺にも『おまえ!おまえだよ!』と後ろから罵声が聞こえる。こっちは二日酔いで冷ます為に散歩してるんだ、勘弁してください。
うちのばあ様だってもう記憶がめちゃくちゃだ、俺の事ヨシアキだっけかな?違う名前で俺を呼ぶ。そもそも親族にだってそんな名前いない。訳わからん。でもかわいいぞ!うちのばあ様はにこにこしててかわいいぞ!ちゃんとヨシアキ?として話につきあってるぞ。
狂ってもいいが、かわいく狂いたいもんだと思いました。自分は?
このままだと多分色ボケになるでしょう。厄介だ。
まあそんな事考えつつの目黒川沿いの出来事でした。
